※税務の専門家ではありませんのであくまで参考程度でお願いします。
イギリスでリモートワークしているうめきちです。
日本の会社にリモートワークしていますが、所得税はイギリスに納めます。
納税は自営業の方と同じ、Self Assessment という確定申告的なものを通して行います。
この記事ではその確定申告における海外リモートワーク特有の事柄(為替)について書きたいと思います。
私がなぜイギリスに納税するのかについてはこちら
✔︎ 円はポンドに換算して計算する。換算レートはHMRCが提示しているものを使用する。
✔︎ 為替レートは納税額に直結し、円安の方が、、、
ポンドへの換算はどのレートを使用する?
日本の会社に勤務しており、待遇は日本にいた時と変わっていません。
当然給与も Japanese Yen!(日本円)が銀行の円口座に振り込まれています。
申告はイギリスポンドですので、申告するために円からポンドに換算する必要があります。
HMRCの換算レートを使用した
結論から申し上げると HMRC で公表している換算レートを使用して申告していました。
HMRC (His Majesty’s Revenue and Customs):英国歳入関税庁

エリザベス女王の時は、Her Majesty’s … だった気がします。
Self Assessment(確定申告)の提出先でもありますし、参照元として間違いない感じですね。
月間レートと年間レートが存在する
HMRC の換算レートが載っているページはこちら HMRC exchange rate
monthly currency exchange rates :月間の換算レート
average currency exchange rates :年間の換算レート(1月-12月と、3月-4月の2種類あります。)
イギリスの課税年度は 4月6日から翌年の4月5日なので
年間レートを使用するとほんのわずかにずれが出そうですが、私の申告書は年間レート(3月-4月)を使用し
日本円からポンドへ換算し申告していました。
おそらく毎月の収支を毎月の換算レートで計算し申告しても問題ないように思います。
月々の収入に波がある方は、毎月計算した方が税額が安くなるかも、、しれません。
換算レートと税額の関係
日本円をポンドに換算して申告するため、税額には為替レートが大きく関わってきます。
円安の方が税額は低くなる。
タイトルがズバリ結論です。
同じ年収700万円でも
1ポンド:100円なら、ポンドでの年収は 70,000ポンドですが
1ポンド:200円なら、ポンドでの年収は 35,000ポンドと半分になります。(こっちの方が円安)
年収が低い = 所得税額が低い、となりますね。
では年収700万の会社員の場合の、具体的な納税額を見てみましょう。
まずイギリスでの課税所得を算出するため、
年収から厚生年金(約64万)と確定拠出年金(年間66万拠出する場合)を引きます。
(年金関係は所得控除できるとのことです。)
7,000,000 – 約640,000 – 660,000 = 5,700,000
課税所得 570万の時の、為替レート毎の税額は以下のとおりです。
1ポンド = 193円の場合(2024年の平均レートくらい)
5,700,000円 ÷ 193 ≒ 29,534ポンド
29,5341 – 12,570 = 16,964ポンド (12,570ポンドは日本でいう基礎控除です。)
課税所得 16,964ポンドの税率は 20%のため税額は
16,964 x 0.2 ≒ 3,392ポンド
1ポンド = 137円の場合(2020年の平均レートくらい)
5,700,000円 ÷ 137 ≒ 41,606ポンド
41,606 – 12,570 = 29,036ポンド (12,570ポンドは日本でいう基礎控除です。)
同じく税率は 20%のため税額は
29,036 x 0.2 ≒ 5,807ポンド
その差はなんと、2,415ポンド、、、!
為替レートの違いのみで、税額が1.5倍以上変わりました。
(比較が4年ほど前の為替レートで少々極端かもしれませんが、、、)
これは年収が上がれば上がるほどその差が大きくなっていきます。
私の給与は日本円、イギリスでの生活のためにポンドに替える必要がありますので
円安になればなるほど苦しいのですが、、こと所得税に関しては円安に感謝しています。。



まぁそれでも円高の方が生活は楽になりますけどね、、、
最後に
Self Assessment 時に使用する為替レートについて書かせて頂きました。
海外駐在員の方や海外リモートワーカーの方にとって為替は切っても切り離せない関係ですよね、、
どなたの参考になれば幸いです。
次も確定申告に関する記事で、海外リモートならではの話(所得控除)について書きたいと思います。